CS支援センター会報 事務局たよりについて(間違った情報)

CS支援センター会報109号の事務局たよりに、私がCSになった原因が梨の農薬散布で、自宅が梨畑に囲まれている様な表現がされていました。私の手記にはそのような事は書いていません。私と同じCSの方や稲城市に住んでいる方、私の家に施術を受けに来られている方々は驚いたと思います。今まで何人もの医師に診断してもらいましたが、農薬が原因という話が出たことはありませんし梨農園周辺を歩いても具合が悪くなった事はありません。家から一番近い梨農園は1km位離れていて市の東側に点在しています。もちろん農薬が飛散して来ないとは言えませんが、環境は農薬以外にも車や工場の排ガス、隣家の影響等々にもよりますので一概に言えるものではありません。これでは稲城市が農薬に汚染された町の様な表現です。稲城の自宅は武蔵野市の実家より自然が豊かでCSとしての生活は楽です。(下の写真を見て下さい)

稲城市に限らず住宅街に近接している農家さんは農薬散布に非常に気を付けていて早朝や深夜に散布していると聞きます。実際稲城市に越して来てから梨の農薬散布(京王線の電車内から梨農園は見えます)を一度も見たことがありません。

因みに政府の作物統計調査市町村別平成18年度版では樹園地の耕作面積で、稲城市は町田市122haに次いで都内7番目86ha。1番は八王子市で226ha。全国では700番目位です。(樹園地:畑のうち、果樹、桑、茶等の木本性作物を1a以上集団的に栽培するものをいう。)

CS患者に対する影響は樹園地の順位では分かりませんが、稲城→梨→農薬→危険→住めない という判断はあまりにも短絡的です。八王子市に住んでいると言ったら同じ様な事を書かれたでしょうか?

伊豆にあるCSセンターの療養施設ですら歩いてすぐの所に携帯の基地局があったり麓の農家では頻繁に焚火をしていました。すぐ近くには茶畑もありました。そのことを手記に書かなかったのは、そのマイナス判断材料と比較しても自然環境が貴重だと思ったからです。もし、私が悪い事ばかり書いたら転地療養をする人たちの選択肢を一つ潰してしまうと思います。その場所が住めるかどうかは自分で判断すべきです。CS患者の住居選択は難しいでしょうが、バランス良く考えなければ、住めるところは無くなってしまいます。CS支援センターが間違った情報でそれを煽ってどうするのでしょう?

さすがにこの事については抗議しました。あとヨガで免疫を取り戻しましょうって?私ヨガを教えていません。担当の方からは丁寧な謝罪のメールが来ました。次号の8月号を待たずに会員に現状を伝えるという事でした。

訂正文は二転三転して結局次号の事務局たよりに載せて頂く事となりました。(8/9)

自宅は中央辺り標高80mの丘の上にあります、写真の左右は約2kmです。自宅の周りは雑木林に囲まれていて時にはフクロウやホトトギス、タヌキが出ます。右隅ギリギリに梨農園は点在しています。

自宅は左上外です。梨農園はこんな感じに点在しています。薄緑色の場所が全て梨農園という訳ではありません。他県の果樹園の規模と比較すると小さいのは分かると思います。